広島市現代美術館

広島市現代美術館のnoteはじまります! 広島市現代美術館は2020年12月~2023年3月まで、改修工事のため休館中です。休館中発行するニュースレターや休館中の活動のレポートを掲載していきます。

広島市現代美術館

広島市現代美術館のnoteはじまります! 広島市現代美術館は2020年12月~2023年3月まで、改修工事のため休館中です。休館中発行するニュースレターや休館中の活動のレポートを掲載していきます。

記事一覧

松本千里インタビュー

丸橋光生インタビュー

比治山の東側に広がる段原地区を訪ねました | Untitled Vol.4

美術は静かに無題さんに語りかける。#03 | Untitled Vol.4

2m26 インタビュー | Untitled Vol.4

休館中ニュースレター Untitled Vol.4 PDF版

松本千里インタビュー

現在、ヱビデンギャラリーで行われている松本千里「星つぶの彼方」。元来は布を染めるための技法である「絞り」によって布のかたちを生みだし、ダイナミックなインスタレーションを制作する松本さんに染織の魅力、そして今回の作品に込めた思いなどを伺いました。 素材の豊かさと技法の奥深さ—染織との出会い 広島市立大学に入学後、課題の一つに染織があり、調べていく過程で、素材の豊かさと技法の奥深さに驚きました。日本の場合は、技法がそれぞれの地域で縦に発達しているというか、代々続いていくことでよ

丸橋光生インタビュー

現在、広島駅南口地下広場のショーウィンドウにおいて展開されている丸橋光生「I see 文字.」。視覚と認識をテーマに作品を制作する丸橋さんに、今回の新作を含む「イメージと文字」シリーズや、作品に登場する「夢」という言葉などについてお話を伺いました。 人の心理から「見る」経験へ 2014年ごろから「見ること」「認識すること」をテーマにした作品を制作し始めたように思います。それ以前はそこまで視覚や認識を意識することはありませんでしたが、一方で学生の頃から、なぜ自分はこんなことを

比治山の東側に広がる段原地区を訪ねました | Untitled Vol.4

比治山の陰になったことで原爆による壊滅的な被害を免れた段原には、昔ながらの路地が続く下町的な集落が残りました。しかし都市インフラの改善や防災上の観点から大規模再開発の対象となり、1970年代末から40年余りをかけて現在の新しい町に生まれ変わりました。そんな段原で地域の清掃から昔の様子をまとめた冊子づくりまで幅広い活動を行う「段原おやじの会」の会長の妻木真和さんと、事務局長の田尾正さんに、段原の昔と今、そしてこれからについてお話を伺いました。 ※オンライン版は紙面記事+αでお届

美術は静かに無題さんに語りかける。#03 | Untitled Vol.4

ゲンビの休館中キャラクター「無題」さんのもとに届いたのは・・・? 河原温《Today》1966-2013年   縦155cm×横226cmの大きな画面に、「1984年9月8日」という日付が白い文字で描かれています。絵画を描くその日(=「今日」)の日付が描かれたこの《SEPT. 8, 1984》は、《Today》と呼ばれるシリーズのうちの一点です。40年以上に渡るこの連作は、その日中に完成しなかった場合は破棄されるなど、厳格なルールのもとで継続されました。シリーズを通して大小

2m26 インタビュー | Untitled Vol.4

8月28日、フランス出身のデザイン・ユニット「2m26」(メラニー・エレスバク、セバスチャン・ルノー)が休館中のゲンビのために制作した、「ツールボックス」がオンラインでお披露目されました。これまでも家具を路上に持ち出すパフォーマンスによる公共空間への柔らかな介入など、デザインの枠を超えた活動を展開してきた2m26が、ゲンビのツールボックスに込めた思いとは?デザインを通じて多様なつながりを生み出す2m26の手法について伺いました。 日本に居を構えるまで  最初に日本を訪れたの

休館中ニュースレター Untitled Vol.4 PDF版

広島市現代美術館の休館中の活動をお伝えするニュースレター「Untitled」のvol.4が完成しました。表紙は、2m26(メラニー・エレスバク、セバスチャン・ルノー)による「ツールボックス」です。休館中、ゲンビが外に出かけてワークショップを行うためにデザインされた家形のツールボックス。特集では、8月に行ったお披露目での写真や、ツールボックスに込められた二人の思考を紹介しています。 小特集では、現代美術館のある比治山の東側、段原を訪れました。昔ながらの路地が続く下町的な集落から