「どこかで?ゲンビ 学校編」レポート | Untitled Vol.6
美術館の所蔵作品が広島市内の学校にお出かけ
改修工事により2023年3月まで休館中の広島市現代美術館(ゲンビ)。その間、「どこかで?ゲンビ 学校編」として、ゲンビの所蔵作品が、市内の小中学校・高等学校に巡回している。「あなたとゲンビがふとであう」をテーマに、ショーウィンドウや文化施設をはじめ、町なかのさまざまな場所で展示を行う「どこかで?ゲンビ」プロジェクトの一環だ。2021年3月からスタートした「学校編」では、ゲンビの所蔵作品5点が、六つの学校で、それぞれ半年〜1年展示されてきた。学校での展示期間中は、ゲンビの学芸員が定期的に学校を訪問し、作品の保存管理に関する授業や、作品をよく見て理解を深める鑑賞ワークショップなどを行った。
1 . 改修工事の始まりと作品移動
屋外彫刻の館外展示はゲンビ開館以来、初めて。大きなクレーンに吊られ、トラックに乗せられて、美術館からそれぞれの学校へ作品が移動。屋内で展示される絵画や彫刻作品には、特製展示ケースがつくられた。
2. ゲンビの学芸員が学校にやってきた
作品到着後、美術館の学芸員とスタッフが学校を訪問。作品のお世話を担う学年やチームの生徒を対象に、作品が展示される間のメンテナンス方法や学芸員の仕事についてレクチャーした。
3. ワークショップを通して作品について学ぼう
作品を鑑賞するってどんなこと?作品を間近でじっくり見たり、自由に話しあったり。様々な仕方で「作品の見方」を学んだ。また作品ができる過程を体験したり、自分で作品を作ることで、作品理解を深めた。
どこかで?ゲンビ 学校編
巡回作品と学校の紹介はこちらから
https://renovation2023.hiroshima-moca.jp/project/dokokade_school/